過去形はシンプル!

朗報です

現在形では6つの語尾を覚えましたが、過去形はたった4つ。しかも人称による変化はありません。語幹に語尾を付けるだけ!

(男性)、-ла(女性)、-ло(中性)、-ли(複数)

作り方のルール

不定形の「-ть」を取って、代わりに過去形の語尾を付けます。

男性 (м)女性 (ж)中性 (н)複数 (мн)
чита́ть
読む
чита́л чита́ла чита́ло чита́ли
говори́ть
話す
говори́л говори́ла говори́ло говори́ли
де́лать
する
де́лал де́лала де́лало де́лали

第1活用でも第2活用でも、過去形の作り方は全く同じ。これは楽ですね!

日本語と比べてみよう

語尾が変わるのは同じ

日本語:読 → 読んだ(語尾が変わる)
ロシア語:чита́ть → чита́л(語尾が変わる)

でもロシア語には面白い特徴があります。過去形が話し手の性別を表すのです。

男性が言う場合

Я чита́л.
私は読んだ。

日本語でいえば「僕は読んだ」のニュアンス

女性が言う場合

Я чита́ла.
私は読んだ。

日本語でいえば「私は読んだわ」のニュアンス

日本語の「僕は」「私は」のように話し手の性別が分かる仕組みですが、ロシア語では動詞自体に性別が組み込まれています。

был / была́ — 「〜だった」

「быть」(〜である)の過去形はとても大切です。英語の「was / were」にあたります。

Я был студе́нтом.
私は(男)学生だった。
Она́ была́ учи́тельницей.
彼女は先生だった。
Э́то бы́ло интере́сно.
それは面白かった。
Мы бы́ли в Москве́.
私たちはモスクワにいた。

アクセント注意!

была́ だけアクセントが最後に移動します。
бы́л、была́、бы́ло、бы́ли — 女性形だけ特別です。覚えておきましょう。

否定文 — не+過去形

否定は簡単。動詞の前に не を付けるだけです。

Я не чита́л э́ту кни́гу.
私はこの本を読んでいない。
Она́ не говори́ла по-япо́нски.
彼女は日本語を話さなかった。
Его́ не́ было.
彼はいなかった。
「не́ было」はセットで覚えましょう。アクセントが не に移ります。

性別による使い分け — 例文集

Он жил в Япо́нии.
彼は日本に住んでいた。
Она́ жила́ в Япо́нии.
彼女は日本に住んでいた。
Де́ти игра́ли в па́рке.
子供たちは公園で遊んでいた。
複数 → -ли(性別に関係なく)
Со́лнце свети́ло я́рко.
太陽が明るく輝いていた。
солнце は中性名詞 → -ло

練習問題

過去形に変えよう

  1. Он(говори́ть)по-ру́сски. → Он ___
  2. Она́(жить)в Москве́. → Она́ ___
  3. Мы(де́лать)дома́шнее зада́ние. → Мы ___
  4. Я [女性](люби́ть)му́зыку. → Я ___
答えを見る
  1. Он говори́л по-ру́сски. — 男性 → -л
  2. Она́ жила́ в Москве́. — 女性 → -ла(アクセント移動に注意)
  3. Мы де́лали дома́шнее зада́ние. — 複数 → -ли
  4. Я люби́ла му́зыку. — 女性 → -ла